星を探すことさえできない今日

 頭痛が酷い。鎮痛剤を飲んでもなんの効き目もなく、頭の左後ろをズキズキとさせるそれはコロナの再来のようだ。実際のコロナはもっと辛かったはずだけど。

 

 先週、名古屋から帰ってきてからとにかく体調が悪い。新幹線の中で「これはもうやばいかも」という状態で、当たり前ながらその日は休んだ。翌日は知り合いのマダムとの約束があったからこれだけは、と頑張って行ったが、結局私は先週いっぱい学校には行けずじまいだった。

 実習は休んでもレポートをすべて出さなければ試験は受けられない、イコール単位が取れない、なのだが、先週ほぼレポートじゃないかというような手順書をクラスLINEに上げている人がいたので大丈夫、今週もやってくれるだろうと思ったら今週はなかった。なぜだ。

 まあそういうのに頼ってはいけないんですけど、この体調の悪さでちょっと億劫だな、と思っている。

 

 1週間。先週は月・金休みだったから3日間の欠席なわけで、今なら取り返せる。でも今の気持ちはそれがあまりにも億劫なのである。

 

 休み過ぎで先生からの信用は間違いなく失っているし、今度こそ頑張らねば。10月からの後期ではきちんと学校に行って「こいつがんばったから、進級させてやるか」と思ってもらわなければいけない。

 

 

 最近、肌がふわふわする。高いスキンケア用品の賜物か、と思ったけど多分違う。表面が潤って滑らかな柔らかさがあるのは間違いなくDiorのおかげだと思うが、この肌のふわふわは、老化だと思う。ハリがあった茹で卵みたいな弾力から、いつでもたるむことのできる肌になったのだ。

 私は一重瞼だから、目のたるみなんて無縁だと思っていた。

 それが最近、メイクするときに綿棒でグイッとまぶたを押すと簡単に二重になる。目、たるみ出してるよ。

 今は試供品のアイセラムを塗っているが、これを使い終わったら、高くはないが評判のいいアイクリームを買おうと思う。

 

 

 今週の土日は、ファンイベントと舞台、立て続けに楽しいイベントがあった。セクゾのドーム当たらなかったから、今年最後の現場かなというものたちだった。

 でも当たり前のように、私は行けなかった。電車で15分もあれば辿り着けるのに。

 2日間、めまいと頭痛、ベッドの中で大汗かきながら悪夢を見て、何者かが上に乗って金縛りにあってた。

 ムシャクシャしすぎて、初めてデリバリーに手を出した。おいしい食べ物が家に届くのは快適だった。

 

 金曜日には初めての内科に行き、首を見るだけで「甲状腺が太い」と言われ、肝臓の数値や脂肪関係の数値が悪い、と言うと「その歳で!?」と医者に叫ばれ、血液を5本も取られた。もう私は病院で血液を5本取られても驚かないくらいいろんなところで血を取られまくっている。

 

 

 私はもう老化している。

 わかってる。人より不規則で不健康な生活だから、少し早めに対策するべきだと高いスキンケア用品を多少無理して使っている。それより健康に留意しろよ、と言われそうだが。

 

 よく30、40を過ぎると体にガタがくる、長い不調の始まりだ、とか聞くけど、私はもう29歳でガタがきてる。もっと言えば24歳くらいに精神的に悪くしたのがきっかけでそれ以来ずっとだ。寝てばかりいたはずなのに、体はどんどん不調をきたす。

 

 今は学生という身分だが、こんな状態で働けるの?と真剣に思う。ジャニーズなんか見ても、なんでこの人たちこんなに動いて働いて倒れないんだろう・・・ということばかり頭をよぎったりする。

 

 今はいい。父親のお金で、1Kの部屋に籠もれば守られていると思う。

 でもそれだけでは東京にいられなくなるし、もっと言えば人生を破滅させてしまう。

 

 昔なら許されただろう。

 少し病弱な妻。だから家にいるしかない。

 司書でも一人食べていくくらいは稼げた。もしくは結婚してパートの司書でお小遣い稼ぎ。

 

 どちらももう許されない。社会的にも、私みたいなまともな恋愛と無縁な人間としても。

 

 

 昨日、思わず祖母に本音が出た。

 「私だってできるもんなら、司書で働きたかったよ。こんな計算だ暗記だなんてできないことするより」

 

 悲しいけど、本音。

 司書やって一人で生きていけるのならそれで生きていきたい。

 もしも私に経済力のあるまともな人間性の結婚相手がいたんだったら、今の時代のパートしかない司書でも働きたかった。

 

 でも無理だから。

 一人で生きるしかない私は、夢小説の恋愛にときめきながら経済力を身につけるために今の学校で頑張るしかない。

 

 でも、この体調でどうやって働くの?

 

 

 そうループせざるを得ない、体調の悪い私です。

 盛り塩はした。

 今日の病院、行けるかなぁ。。。

 

 

 

家族とのんびり、暮らしてられたらいいのに。